昔から、色の黒い食品を食べると体にいいと言われています。

黒豆はその代表とも言え、生薬として使われるなど、長く健康食品として親しまれています。
古来から人々は、経験的に黒豆の効果を感じ取っていたのでしょう。

ここでは黒豆の健康成分を見ていきましょう。

 

黒豆の「健康成分」とは?

黒豆には、大豆と同様にイソフラボンが豊富に含まれています。
加齢によってエストロゲンが減少すると、女性の体には様々な症状が出てきます。

 

イソフラボン

黒豆の中にあるイソフラボンには、とくに女性にとって有益な働きが期待されます。

それは、この物質に女性ホルモンとよく似た作用があるからです。

女性ホルモンは、女の人の健康維持と、美容に深く関わり合いがあります。
これが不足してしまうと、更年期障害が引き起こされることがあり、肌トラブルを招く恐れもあるのです。
にもかかわらず、女性ホルモンはストレスや加齢によって、どんどんと少なくなっていきます。

これを補うものとして、イソフラボンに多くの関心が寄せられています。

またイソフラボンの働きで、カルシウムが流れてしまうのを防ぐことができるため、骨粗しょう症になりにくいということ、皮膚のコラーゲンを結び付ける事で、美肌効果があります。

さらに、シミやしわの原因とも言われている活性酸素を除去することによって、アンチエイジング的な効果もあります。

自然由来のものだけに、体にとりこまれやすいので、無理なく健康成分を摂取できるのです。

 

アントシアニン

現在、黒豆の有効性分のひとつは、アントシアニンであることが解明されています。

アントシアニンはたくさんあるポリフェノールの中のひとつで、強力な抗酸化作用があることで注目されています。
美容と健康のためにも、継続して摂取したい成分です。

アントシアニンの強い抗酸化力は、活性酸素を取り除いて血液の流れをスムーズにします。
そのため、生活習慣病の予防にも役立ちます。

日本女性は、体がむくみやすい人が多いのですが、黒豆には余分な水分を排出する働きがあるため、むくみにも効果的です。
アントシアニンは、余分な脂肪を排出するので、黒豆を使ったダイエットが人気を集めているのです。

アントシアニンが豊富なこの黒大豆を簡単に摂る方法としては、黒豆茶などがおすすめです。

ちなみに、妊婦さんの天敵カフェインという成分が黒豆茶に含まれていませんので、妊婦さんでも安心して飲むことができます。

妊婦さんになる前コーヒーを飲んでいた方は、ノンカフェインの黒豆茶はとてもおすすめです。

お茶
■丹波黒豆茶(10g×30パック)

サポニン

また、黒大豆のサポニンは、腸で吸収されたブドウ糖を脂肪に変換することを防いで、脂肪燃焼しやすくなります。

このおかげで肥満を防ぐ効果が期待できます。
日本では、生活習慣病に悩む患者が増えていますが、サポニンは、血栓をできにくくして、高血圧症や動脈硬化を防ぐため、生活習慣病の予防にも利用されています。

 

レシチン

黒豆に含まれているレシチンは、体内に入ってコリンに変わると、脳の情報伝達物質を作り、
脳を活性化させるため、集中力や記憶力を高めることができるのです。

また、頭皮の血行が良くなることで、抜け毛を防ぎます。

 

ビタミンE

ビタミンEなどは、抜け毛や白髪を防ぐとも言われています。
さらに、更年期の症状を軽くしたり、がんを予防するということでも効果が期待できるのです。

 

いかがだったでしょうか?
なお、黒豆の摂り方としては、煮汁の形にすると栄養成分の吸収が良くなるので、より効果的に摂取できるはずですし、
酢と一緒に摂る場合は相乗効果が期待できるので、黒豆の酢づけのようなメニューで摂取することもお勧めです。

 

■丹波黒大豆(3L) 150g